八柱駅(やばしらえき)は、千葉県松戸市日暮一丁目にある、新京成電鉄新京成線の駅である。駅番号はSL05。東日本旅客鉄道(JR東日本)の新八柱駅と同一地点別構内の乗換駅となっている。

歴史

  • 1955年(昭和30年)4月21日:新京成電鉄新京成線の駅として開業。
  • 1961年(昭和36年)11月25日:当駅以西 松戸駅まで複線化。
  • 1962年(昭和37年)8月21日:当駅以東 五香駅まで複線化。
  • 1978年(昭和53年)10月1日:武蔵野線新八柱駅開業、乗換駅となる。
  • 1997年(平成9年)3月31日:コンコース増築工事完成。トイレの男女分離及び身障者用の設備・エスカレーター設置。
  • 2003年(平成15年)11月1日:八柱駅第2ビルグランドオープン。
  • 2025年(令和7年)4月1日(予定):新京成電鉄の吸収合併に伴い、京成電鉄松戸線の駅となる。

駅名の由来

本駅はやばしらと読むが、乗換駅である武蔵野線の新八柱駅はしんやはしらと読む。駅名は、この駅付近より南方に広がる地域の旧村名 東葛飾郡八柱村(1938年に現在の松戸駅周辺である旧・松戸町に編入のため廃村)に由来する。「八柱」とは、八柱村が8つの村(集落)が柱となって合同して造った村という意から。ちなみに、現在の駅がある場所は、旧八柱村ではなくその北に広がっていた旧高木村(ちなみにこちらは小金城城主・高城氏に因んだもの)の地にある。

駅構造

島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。第1・第2(2003年に完成)ビルが併設されており、いずれも3階で駅舎と接続している。

JR武蔵野線新八柱駅との相互乗り換えは、一度外に出る形となる。両駅舎の間は、乗り換えの人通りに合わせるような形で駅ビルが立地しているため、雨に濡れることなく移動が可能となっている。

のりば

利用状況

2023年度の一日平均乗降人員は40,771人であり、新京成線内では第5位である。

近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。

駅周辺

日暮(ひぐらし)地区に立地する当駅は、開発住宅地常盤平の西端付近に位置し、駅近傍でも武蔵野線の駅開業後には住宅開発が行われている。駅前広場と八柱駅第1ビル、第2ビルのほか、スーパー、飲食店、テナントビル、進学塾、総合病院などがあり、駅近傍に限っては利用客が目立つ一方、少し歩けば日中時間帯を中心に閑静な環境を保っている。ただし、マンションなど集合住宅もあるため居住人口密度は高めである。

2000年代に入ってからはマンション建設ラッシュが起き、開発する土地が飽和状態になったため、駅周辺から離れた牧の原や松戸新田といった地域で「新八柱」および「八柱」を名乗ったマンションなどが建設されている。近くの「町会」(町内会の松戸市での呼び名)が、住民過多を理由に分割されている場合がある。

南口駅前には千葉県道281号松戸鎌ケ谷線が走り、東方へ向かうと常盤平さくら通りを中心とした常盤平の住宅街に入る。西方へ向かうと稔台の住宅街や県道281号線・新京成線の線路沿いを中心としてビデオレンタル店、レストラン、ペット販売店などの店舗が並んでいる。みのり台駅までは直線距離で約800メートルほどで徒歩圏内にある。南東方へ向かう道は八柱霊園の主要参道であるため沿道に墓石店が並ぶ。北方は千葉県道51号市川柏線が走り、住宅もあるが少し進むと千駄堀の湿地帯と森林で、それの一部を開発して作られた21世紀の森と広場と森のホール21、県立西部図書館が北東方にある。

バス路線

  • ■松戸新京成バス

隣の駅

新京成電鉄
新京成線
みのり台駅 (SL04) - 八柱駅 (SL05) - 常盤平駅 (SL06)

脚注

出典

千葉県統計年鑑
新京成電鉄の1日平均利用客数

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 新京成電鉄 八柱駅



《乗り換え》新京成線、八柱駅からJR武蔵野線、新八柱駅へ。 Yabashira ShinYahashira YouTube

JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(新八柱駅)

新八柱駅/八柱駅

八柱駅・新八柱駅 ―駅名も呼び名も違う、現代の自然がある街― さすらう駅前情報マガジン えきまえふぁん

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