北川町(きたがわちょう)は、かつて宮崎県東臼杵郡におかれていた町。2007年3月31日、延岡市に編入された。
現在は旧町域に延岡市の地域自治区「北川町」(きたがわまち)が設置されている。
地理
宮崎県の北部に位置し、大分県と接する。日向灘に近い位置にあるが、日向灘沿岸地域は延岡市の市域となっており、北川町自体は日向灘に面していない。
- 山:鏡山・大崩山(おおくえやま)・可愛岳(えのだけ)
- 川:北川・祝子川(ほうりがわ)
- ダム:祝子川ダム
大字として、長井と川内名が設定されていた。
歴史
1877年の西南戦争では、町内が戦場になり、薩摩軍、野戦病院・西郷隆盛宿営地跡が存在する。
近現代
- 1889年(明治12年)5月1日 - 町村制施行により、北川村が発足。
- 1958年(昭和33年)5月21日 - 大崩山に大阪から鹿児島に向かう途中の単発航空機(デ・ハビランド・カナダ DHC-2)が墜落。乗員4人全員死亡。
- 1972年(昭和47年)11月1日 - 単独町制施行。北川町となる。
- 2007年(平成19年)3月31日 - 延岡市に編入した。
行政
- 町長:染矢俊一
防災
- 台風が東シナ海から九州地方に上陸する進路をとると(熊本県水俣市付近→大分県大分市付近通過コース)町内は大きな被害を受ける。平成9年・16年・17年と水害に遭っている。
- 北川町消防団音楽隊(ラッパ隊)
ラッパ隊の吹奏技術は、県内トップクラスで、宮崎県消防大会では、3位・2位と入賞を果たしている。隊員は、役場職員・町内団員で構成されている。
産業
特産品
- アユ
- イノシシ肉
- シイタケ
- 牛肉(北川牛)
- 備長炭
教育
中学校
- 北川町立北川中学校
小学校
- 北川町立北川小学校
- 北川町立下赤小学校 (閉校)
- 北川町立瀬口小学校 (閉校)
- 北川町立松葉小学校 (閉校)
交通
- 最寄り空港は大分空港または宮崎空港。
鉄道
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 日豊本線
- 市棚駅 - 北川駅 - 日向長井駅
- 日豊本線
中心駅は北川駅。しかし、列車は佐伯方面で朝と夜のそれぞれ1本、延岡方面は朝7時代のみの運行である。特急電車は通過する。
バス路線
- 一般路線バス
- 宮崎交通
- 延岡市 - 北川町
- 特急わかあゆ号:大分市 - 豊後大野市 - 宇目(佐伯市) - 北川町 - 延岡市
道路
高速道路
- 東九州自動車道(延岡道路):北川IC
- ICの出入口に道の駅北川はゆまが併設されている。
一般国道
- 国道10号
- 道の駅北川はゆま
- 国道326号
- 国道388号
- 川島トンネル - 浦城トンネル間が僅かに介入している。
県道
主要地方道
- 宮崎県道43号北川北浦線
一般県道
- 宮崎県道207号岩戸延岡線
- 宮崎県道219号日向長井停車場線
- 宮崎県道240号日豊海岸北川線
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 祝子川温泉・祝子川渓谷
- ホタルの館・川舟の館
- 森谷観音滝
- 香花谷観音滝
- 黒内滝
- 和田越戦場跡
- ホタルまつり(6月)
- ふるさとまつり(8月)
脚注
関連項目
- 宮崎県の廃止市町村一覧
外部リンク
- 北川町
- 延岡市・北川町合併協議会




