あいち三河農業協同組合(あいちみかわのうぎょうきょうどうくみあい)は、愛知県岡崎市、額田郡幸田町を管轄にもつ農業協同組合である。本店は、岡崎市にある。

1999年(平成11年)4月、岡崎市と額田町と幸田町のJAが合併して設立。

概要

旧額田町を除いた岡崎市域には、1961年(昭和36年)まで19の農協があった。しかし、農業生産の拡大に伴って各農協の効率化をはかる必要が生じ、同年に制定された農業協同組合合併助成法などにより各農協は合併を行った。まず、1962年(昭和37年)に美合・男川・竜谷・本宿・河合の各農協が合併して東部農協となり、次いで1963年(昭和38年)に北中部の岩津・常磐・大樹寺・竜城・東部(山中)が葵農協となった。さらに、1964年(昭和39年)に矢作・本郷・長瀬が矢作農協に、1966年(昭和41年)に六南・六中・六北が六ツ美農協に統合した。1971年(昭和46年)、福岡農協が六ツ美農協へ、中部・南農協が葵農協へ吸収され、岡崎市に4農協体制ができた。

1990年(平成2年)、東部・葵・矢作・六ツ美農協が合併し、岡崎市農協となった。1999年(平成11年)4月1日には、岡崎市農協と幸田町・額田町の額田郡2町の農協が合併し、現在のあいち三河農業協同組合(JAあいち三河)が誕生した。

2006年(平成18年)4月から、「おかざき農遊館」と「ふれあいドーム岡崎」の両農産物直売所の管理運営に当たっている。また、2012年(平成24年)12月9日に開駅した「道の駅藤川宿」の管理運営を一般社団法人岡崎パブリックサービスと共同で行っている。

2011年(平成23年)から金融庁検査が本格したことに伴い、山間部の小さな支店でも管理職を複数置く規定が設けられ、2019年(平成31年)3月末までに宮崎支店(宮崎町)、岩津支店奥殿店(奥殿町)、形埜支店下山店(保久町)を閉鎖することを決定した。JAあいち三河は組合員向けの説明会で「増員をしてまでの支店継続は難しい」と述べた。いずれもATMは残すが無人化する。その代わりとして2018年(平成30年)10月から山間部で、食品の移動販売車や金融業務を扱う金融移動店舗を導入する予定という。

店舗

支店(岡崎市)

支店(幸田町)

営農施設

Aコープ・農産物直売所

葬祭施設

給油所

脚注

参考文献

  • 新編岡崎市史編集委員会編『新編岡崎市史 総集編』、岡崎市、1993年。

関連項目

  • 日本の農業協同組合一覧

外部リンク

  • 公式サイト



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