ツールマレー峠(つーるまれーとうげ、フランス語: Col du Tourmalet)は、フランス南部のオート=ピレネー県に位置する、標高2115m地点にあたる峠の名称。近時は原語発音に近いトゥルマレ峠もしくはトゥールマレー峠と表記されることもある。

ピレネー山脈のほぼ中央部、ピック・ドゥ・ミディ・デュ・ビゴール山のすぐ南側に位置する。峠の東側はなだらかな斜面であり、この一帯はラ・モンジーのスキーリゾートを成している。峠の西側にはガヴァルニー渓谷が広がる。

峠の西側に位置するリュス=サン=ソヴァールを始点とした場合、水平距離にして19kmの地点であり、標高差は1404m、平均7.4%、最大10.2%の勾配がある。また東側に位置するサント=マリー・ド・カンパンを始点とした場合、水平距離にして17.2kmの地点であり、標高差は1268m、平均7.4%、最大10%の勾配がある。

峠からはピック・ドゥ・ミディ山頂まで未舗装路が延びている(一般車は通行止め)。

ツール・ド・フランス

当峠は、ツール・ド・フランスのピレネー山脈越えステージにおいて、ほぼ毎年登場する定番の難所として知られる。最初にコースとして組み入れられたのは1910年で、同年の総合優勝者である、オクタヴ・ラピーズが最初に当峠を通過した。2013年の第100回大会までに78回登場している。

また、ブエルタ・ア・エスパーニャにおいても、コースに組み入れられたことが何度かある。

当峠には、1936年から1987年までツール・ド・フランスのレース運営者を務めたジャック・ゴデの銅像があり、またオクタヴ・ラピーズの記念碑もある(右上画像の自転車に乗った人の像)。また、この峠を首位で通過した選手には「ジャック・ゴデ記念賞」として5000ユーロのボーナス賞金が与えられる。

2010年のツール・ド・フランスでは、当峠通過100周年を記念し、第16ステージ及び、ゴール地点として設けられた第17ステージと、2回組み入れられている。

歴代首位通過者

1947年以降

当峠がゴール地点だった年度

脚注


トゥールマレー峠登場ではスタッフが補給のボトルやエナジードリンクを配る cyclowired

ツール・ド・フランス第14ステージ:ツールマレー峠の激戦を制したのはピノー!マイヨ・ジョーヌのアラフィリップは驚きのステージ2位!トーマスは

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フランス 2022年ツールマレー峠 日本切手・外国切手の販売・趣味の切手専門店マルメイト

抜けるような空に覆われた超級山岳トゥールマレー峠 cyclowired