マイクロフォーカス (英: Micro Focus International plc) は、イギリス・バークシャー州・ニューベリーに拠点を置く、COBOL言語の開発ツールを中心としたソフトウェア会社である。

2016年ヒューレット・パッカード・エンタープライズソフトウェア部門の合併により、世界最大級のソフトウェア専業会社となった。新しい合併会社は、DevOps、ハイブリッドIT、セキュリティとリスク管理、および予測分析を含む重要分野におけるエンタープライズスケールのソリューションの提供を通じ、企業や組織の複雑な技術上の問題解決を支援する。

歴史

1976年 設立、1983年にはMicro Focus Groupとなり、初期にはCOBOL言語の開発ツールに集中した。

1984年 日本法人であるマイクロフォーカス株式会社を設立。

1998年 Intersolv Inc社を買収し、事業を統合して社名をメラント株式会社(Merant)に改名。しかし2001年には業績が悪化し、社名を再びMicro Focus (Micro Focus International) に改名した。2005年、ロンドン証券取引所に上場。

2005年2月 Microsoft Visual Studioを基盤とした開発環境の提供、9月、Linux対応製品の拡大、更に2006年11月、COBOL製品群のEclipseサポートを発表。

2007年からは企業買収が本格化。

  • 2007年5月 Acucorpの買収を発表
  • 2008年5月 NetManageの買収を発表
  • 2008年12月 Relativity Technologiesの買収を発表
  • 2009年5月6日 7500万ドルでのボーランドの買収合意を発表
  • 2009年5月6日 Compuware CorporationのTesting/ASQ部門の買収を発表
  • 2014年9月15日 The attachmate Group と合併を発表
  • 2016年5月2日 Serena Softwareの買収を完了
  • 2016年9月7日 ヒューレット・パッカード・エンタープライズのソフトウェア部門を買収することを発表
  • 2019年3月12日 セキュリティ分析ソフトウェアベンダーのIntersetの買収を完了

2022年8月25日 オープンテキストがマイクロフォーカスの買収を発表、2023年1月31日に買収完了。

2023年12月1日 Rocket SoftwareがオープンテキストのAMC部門の買収を発表

製品

分散システムを含めた幅広いプラットフォームで稼動するCOBOLコンパイラであるMicro Focus COBOLシリーズは有名であり、レガシーマイグレーション用にも広く使われた。

現在では以下製品などがある。

  • Visual COBOL - Windows版はEclipse/Visual Studioの統合環境を使ったCOBOL開発環境を提供
  • Visual COBOL Development HubはLinux/Unix環境のCOBOL開発環境、Windows版と連携したリモート開発環境も提供
  • Enterprise Developer - IBM メインフレームの完全エミュレーションを提供するCOBOLおよびPL/I 開発環境
  • Enterprise Analyzer - COBOL資産のリエンジニアリングツール
  • Micro Focus Net Express - Windows版のCOBOL開発環境
  • Micro Focus Server Express - UNIX/Linux版のCOBOL開発環境

参照

外部リンク

  • マイクロフォーカス合同会社(日本法人)
  • マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社(日本法人)
  • Micro Focus International plc(英国本社)(英語)
  • Micro Focus (MicroFocus) - Facebook(英語)
  • Micro Focus (@microfocus) - X(旧Twitter)(英語)
  • Micro Focus - YouTubeチャンネル(英語)

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